巣立ちし、獲物を捕らえ、一人前になっていきます。
鷹は嘴(くちばし)が短く、鋭い爪でカエルやヘビ、ウサギなどを常食とする。
鷲に次ぐ猛禽類。
日本では「長元坊(ちょうげんぼう)」「のすり」「刺羽(さしば)」など。
鷹の子のはたはたあがる櫟谷
岡井省二
鷹の子の端山にあがり御饌田あり
岡井省二
鷹の子が杉の秀翔ちて杉の秀へ
右城暮石
巣立ち飛ぶ鷹の子一羽杉の天
右城暮石
くらおかみ神山鷹の子が巣立つ
右城暮石
国破れたりし山河を鷹知れり
阿波野青畝
*「巣立ち」は春の季語。
二十四節気を各々3等分し、一年を72等分したものを七十二候をいいます。
七十二候では、それぞれに気象や動物の短文で表されています。
中国から伝わったもので、二十四節気の名称は古代からほぼ変わっていません。
でも、七十二候は日本の気候に合うように何度も変更されています。
コメント