暦-鷹

七十二候 第三十三候
鷹学を習う
(たかわざを ならう)
新暦7月17日~7月21日頃
鷹のひなが、飛び方をおぼえるころ。

巣立ちし、獲物を捕らえ、一人前になっていきます。

鷹は嘴(くちばし)が短く、鋭い爪でカエルやヘビ、ウサギなどを常食とする。
鷲に次ぐ猛禽類。
日本では「長元坊(ちょうげんぼう)」「のすり」「刺羽(さしば)」など。

 俳句
鷹の子のはたはたあがる櫟谷
 岡井省二
鷹の子の端山にあがり御饌田あり
 岡井省二

鷹の子が杉の秀翔ちて杉の秀へ
 右城暮石
巣立ち飛ぶ鷹の子一羽杉の天
 右城暮石
くらおかみ神山鷹の子が巣立つ
 右城暮石
国破れたりし山河を鷹知れり
 阿波野青畝

*「巣立ち」は春の季語。

  

  


二十四節気を各々3等分し、一年を72等分したものを七十二候をいいます。
七十二候では、それぞれに気象や動物の短文で表されています。
中国から伝わったもので、二十四節気の名称は古代からほぼ変わっていません。
でも、七十二候は日本の気候に合うように何度も変更されています。